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河内長野、再生中。

南海バス・石見川線廃止後の代替移動手段を!

令和3年10月23日(土)

河内長野市の石見川地区は奈良県五條市との県境にあり、世帯数24軒のこの集落は現在大きな課題を抱えています。地域の足として欠かせなかった南海バス石見川線(河内長野駅~石見川)が来年4月から廃止されることとなり、石見川地区と小深地区にとっては切実な問題です。
なお、一部並行する金剛山ロープウェイ線や千早赤阪村小吹台線は存続されますが、川上地区(石見川の他に小深、太井、鳩原、寺元、河合寺)の皆さんにとっても減便となります。

石見川線は乗車数が少なく、長年赤字が続いていましたが、南海バス側もこれまで公共交通機関の使命として、路線を継続していただいておりました。しかしながら、コロナ禍で全体的な収益が悪化し、存続できなくなりました。
当地区の代替え移動手段については、断続的に市役所を交えての意見交換会が行われており、本日も地域からの要請を受けて、西野修平も参加しました。意見交換会では多くの要望や提案が出されましたが、地域の足として持続可能な代替え案について、検討を進めています。

この課題は石見川地区のみならず、河内長野市内の他の山間部や遠隔地、引いては国内の同様の地域が抱える問題でもあります。
また、市町村単位で支援策を講じるには、いずれ限界が生じるのも火を見るより明らかです。大阪府として、国として、こうした課題とどう向き合うのかが問われていますが、地域の声をカタチにすべく、職責を果たしてまいります。

▲南海バス車両

▲石見川線が通る太井地区