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修平の視察報告

東京都英語村「TOKYO GLOBAL GATEWEY」を視察

平成30年11月14日(水)

-会派「創生保守」視察-

●事業概要

東京都英語村は2016年3月に事業実施方針と運営基準(独立採算制などが求められる)が示された募集要項が公表され、プロポーザル方式により公募が行われました。
そして、同年9月に最優秀事業応募者となった(株)TOKYO GLOBAL GATEWEY(学研ホールディングスや博報堂などが構成員)が選定され、2017年9月より都内の学校から順次予約受付が開始、2018年9月に開業しました。

施設整備費は約9億円で、うち4億5千万円を東京都が財政支援していますが、事業者は年間2億6千万円の賃料を支払っています。
また、英語圏との関係性が深い東京都の強みを活かし、登録しているスタッフは260人に上り、70人強が常駐しています。

●プログラム内容

プログラム内容は、まず6~8人のグループに1人のイングリッシュスピーカーが出迎え、すべて英語によるスモールトークで雰囲気作りが行われます。
その後、店舗やレストラン、飛行機などの日常生活空間で海外生活を疑似体験する「アトラクションエリア」において、よりリアルなコミュニケーションを図ることができます。

さらに、文化やビジネス、国際貢献などの多様なテーマについて、ニュース番組制作やロボットのプログラミングなどの高度なアクティビティを体験する「アクティブイマージョンエリア」において、論理的思考力を養うことができます。
また、CLIL(内容と言語を同時に学ぶ総合型学習)という考え方を取り入れ、実際の行動を伴う場面で「こんな単語を使うのか」を学び、「だから、この文法が必要なのか」を体感することで、英語の学習効果を高めています。

●コース料金

コース料金は半日コース(3.5時間)が2,400円(都外は3,500円)、1日コース(7時間)が4,800円(都外は6,800円)となっています。
都内小学校(主に5,6年生)から高等学校の団体利用を優先し、英語の教科や総合学習の時間、学校行事等での利用(個人利用も可)を想定しており、年間20万人まで受け入れが可能です。

●大阪府の英語教育と「英語村」

施設内での学習時間は限定的ですが、公設民営型ゆえに学校教育との連動性を持たせているため、「英語村」は学校で学んだ英語を実践する“練習試合”の場とも言えます。
そういう意味では、ネイティブスピーカーを活用した「使える英語プロジェクト」を推進する大阪府教育委員会の通常のカリキュラムを実践するには極めて有用性の高い施設とも言えます。

東京都「英語村」では学校単位で都外からの受け入れも予定しており、大阪の修学旅行は同施設を利用するという選択肢も十分にあり得ます。
今後、大阪府に対し、「英語村」がもたらす効果検証を促すとともに、府内における整備の必要性を訴えてまいります。

▲東京都「英語村」にて

▲東京都「英語村」のエントランスにて

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▲施設内の「アトラクションエリア」

▲「アトラクションエリア」内の薬局

▲「アトラクションエリア」の薬局

▲「アトラクションエリア」内のバー

▲「アトラクションエリア」内のバー

▲「アトラクションエリア」内の旅行代理店にて

▲「アトラクションエリア」の旅行代理店

▲「アトラクションエリア」内の売店

▲「アトラクションエリア」内の売店

▲「アクティブイマージョンエリア」のニュース番組ブース

▲ニュース番組ブースにて

▲ニュース番組ブースで作られる映像

▲ニュース番組ブースで作られる映像

▲「アクティブイマージョンエリア」のニュース番組ブース

▲ニュース番組ブースにて

▲施設内の廊下

▲施設内の廊下

▲施設内のミーティングルーム

▲施設内のミーティングルーム

▲施設内のミーティングルーム

▲施設内のミーティングルーム

施設内の和室

▲施設内の和室

▲施設内の和室

▲施設内の和室