平成２８年１０月３０日（日）

楠ヶ丘乗合タクシー「くすまる」が運行５周年を迎え、本日、記念式典にお邪魔しました。
全国的にもニュータウンにお住まいの方々の高齢化が進み、いわゆる「買い物困難者」が増加しています。わがまち河内長野市も例外ではなく、むしろ高齢化率は府内でも上位にあります。
そうした状況に対応すべく、第一交通さんのご協力のもと、５年前から楠ヶ丘地区で乗合タクシーが本格運行されました。しかしながら、運行に至るまでには、地域内の台数制限など様々な規制があり、紆余曲折があったことが思い出されます。

全国各地にも乗合タクシーは導入されていますが、市町村の補助金に頼らざるを得ない運営状態のところがほとんどです。
そのような中、「くすまる」は９箇所の停留所を３０分毎に運行し、大人２００円（小学生以下は１００円）の運賃設定ながらも、採算ベースは比較的に安定しており、全国的にもモデルケースになっています。

今後も、持続可能な運行に向け、乗車率のさらなる向上が求められています。そして、楠ヶ丘以外の地域やニュータウンにも導入できるよう「楠ヶ丘モデル」を確立する必要があります。

▲記念式典の様子

▲自治会役員の皆さんへ花束の贈呈

▲10人乗りの「くすまる」

▲「くすまる」の路線図と時刻表