令和３年３月１７日（水）

昨日、全国農業大学校プロジェクト発表会で大阪府民では初となる最高位「農林水産大臣賞」を受賞された田中麻綾さん（河内長野市在住）が吉村知事を表敬訪問され、西野修平も同席させていただいた。
田中さんはＵＳＪなどでの勤務を経て、農業に魅せられて、府立環境農林水産総合研究所・農業大学校に入学され、現在２年生（今年３月卒業予定）。

田中さんの発表テーマは「高齢者の生きがいづくりにつながる、高齢者によるぶどう栽培方法の検討」。ぶどうの栽培は上向き作業が多く、身体的な負担が大きいことから、高さ約１７０ｃｍの通常の棚栽培に対し、新梢（新しく伸びた枝）を斜めに下げて、房ができる位置を作業しやすい位置に下げた。
また、ぶどうを包む袋をファスナータイプに変更したりして、作業スピードを大幅に軽減するなどの効率化を図った。
そして、糖度も上がるという思い掛けない相乗効果も得ることができたそうだ。

農業従事者の高齢化や後継者不足などの課題を抱える中、明るいニュースをお届けくれた。

▲受賞者の田中麻綾さんや吉村知事らと

▲受賞者の田中麻綾さんと

▲研究テーマについて吉村知事に説明する様子