令和３年９月定例府議会（９月２９日～１２月１７日）は１２月１７日に最終採決を迎え、総額約８０億円の「令和３年度一般会計補正予算案」など知事提出議案２４件、報告案件３３件、東京都議会において不祥事で議会を長期間欠席しているにもかかわらず、議員報酬と期末手当が支給され、批判が集まったことを受け、「長期欠席議員の報酬を削減する条例案（育児や介護、出産支援などを除く）」など議員提出議案２件の計５９議案を審議し、すべて原案どおり可決しました。

さらに、国会議員に毎月支給される１００万円の文書通信交通滞在費について、領収書添付や政治団体への寄付の禁止などを求める「文章通信交通滞在費及び立法事務費に関する制度見直しを求める意見書」や、中国政府による新疆ウイグル地区や香港などでの人権侵害が続いていることから、「中華人民共和国に対する人権の尊重と人権侵害問題への非難を求める意見書」など１０件の意見書を全会一致で採択し、国会ならびに内閣総理大臣をはじめ関係大臣に提出しました。

また、一般会計補正予算案には新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、ワクチン検査パッケージ制度に伴って府内に無料検査場を設置する費用や、「２０２５年 大阪・関西万博」への大阪パビリオン出展に向けた関連費が計上されています。

－意見書－

１）がん医療とがん患者への支援の充実を求める意見書

２）プラスチックごみによる環境汚染のない社会実現の促進を求める意見書

３）パンデミックに対応する有事法制の整備を求める意見書

４）児童生徒へのわいせつ行為等により教員免許が失効した者に対する厳格な措置を求める意見書

５）学校をプラットホームとした「子どもの貧困」対策の推進を求める意見書

６）地方財政の充実と強化を求める意見書

７）出産育児一時金の増額を求める意見書

８）文書通信交通滞在費及び立法事務費に関する制度見直しを求める意見書

９）台湾の世界保健機関（ＷＨＯ）へのオブザーバー参加を求める意見書

１０）中華人民共和国に対する人権の尊重と人権侵害問題への非難を求める意見書