修平の独り言
天野山金剛寺の金堂落慶法要&落慶祭
平成30年4月1日(日)
この度、河内長野市にある天野山金剛寺の「木造大日如来坐像」と「木造不道明王坐像」、「木造降三世明王坐像」の3体と、「日月四季山水図」が新たに国宝に指定され、内外ともに最も注目される寺社仏閣に。
そして、3月28日には天野山金剛寺の金堂落慶法要と記念祝賀会に出席。
平成の大修理を終え、実に300年ぶりの法要で、多くの寺院関係者や参拝者で賑わった。折しも当日は掘智真座主の実父の故堀智範大和尚のご生誕日で、ご存命なら99歳に。堀座主は志半ばで旅立たれた父の意志を受け継ぎ、大修理を終えられたことに感無量のご様子だった。
文化財は時代や世代を越え、人と人とのつながりを深める大切な役割を果たしていることを、あらためて学ばせていただいた。
金剛寺は奈良時代に行基菩薩が聖武天皇の命を受けて創建し、平安時代には弘法大師が修行の場として聖域化される。
南北朝時代には南朝、北朝が行在所を置き、1368年には楠木正成の三男の正勝が和睦を図ったと伝えられている。
金剛寺はいつの時代も「聖域」であり、「安寧」を求める人々の拠り所だった。
平成の時代においても、「平和」と「安らぎ」の象徴的存在として繁栄されることをお祈りしたい。
そして、本日は「落慶祭」へ。
残念ながら昼の部は参加できなかったが、夜は部のサキタハジメ氏プロデュースによる「サウンドプロジェクト&光の切り絵ショー」はまるで異空間にいるようで、幻想的な世界を体感させていただいた。
イベントスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした!